過敏性腸症候群の原因ともいわれるセロトニン。
脳の神経伝達物質として、睡眠に深いかかわりのあるセロトニンですが、体内のセロトニンの80%は腸にあるといわれ、便秘や下痢など腸にも大きな影響を与えています。
セロトニンが腸の蠕動運動に影響
日本人の1割以上の方が悩んでいるといわれる過敏性腸症候群は、セロトニンの過剰分泌が原因だといわれています。
セロトニンは、小腸のクロマフィン細胞でトリプトファンを原材料に合成されますが、正常な働きの下では、消化しやすい食物が腸に入ったときは少量分泌され、消化しにくいものが入ってきたときには大量に分泌されるというように、うまく調節されています。
ところが、過敏性腸症候群の場合は、なんらかの影響でその調節が狂ってしまい、便秘や下痢などを引き起こしてしまいます。
セロトニンが大量に分泌されると、腸の蠕動運動が活発になるので、慢性的な便秘が悩みの女性にとってはうらやましい限りですが、必要以上の蠕動運動は下痢や腹痛などを引き起こしてしまいます。
セロトニンの異常分泌は、ストレスや体内に蓄積された重金属なども影響しているといわれています。
セロトニンは男性よりも女性のほうが分泌量が少なく、腸の蠕動運動が弱まるだけでなく、冷え性や不安感などを引き起こす原因となる場合があるようです。
